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インプラント治療を世界ではじめて受けた人とは

今では世界中で広く行われているインプラント治療ですが、これを世界で初めて受けたのはヨスタ・ラーソン氏という人物です。
1965年、生まれつき顎の骨が弱かったため歯が数本しか無かった彼は、インプラントの臨床応用手術を受けました。
もちろん手術は無事に成功し、ラーソン氏はその後40年間もの間、チタン製の歯とともに人生をまっとうしました。
この奇跡の出来事から、世界でチタンを使用したインプラント治療が急速に広がったのです。
ではそれ以前はどんな金属が使われていたかというと、金やコバルトクロム合金などが主流でした。
チタンに移行したのは20世紀後半のため、そう大昔のことではありません。
また、それまで機能重視だったところに、さらに美しさを求めるようになったのもこのころです。
そこから機能と審美に優れ、しかも治療期間を短縮する現在のインプラント治療が実現しました。
失った歯を取り戻せるだけでなく、口元の美しさも実現できる現代の技術には、感謝しなければなりませんね。

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